A juxtaposition of human relationships in nature


とある日の帰り道、鵠沼海岸を自転車で通り過ぎようと進んでいると、そこは堆積した砂の山がありました。

自然が作り出した光景。風が通り過ぎた風景。自然が作り出した光景に侵攻する人の足跡。人工的なものの間から漏れた自然が作り出す光景。とはいえ、人の心に残るノスタルジーな世界観はやっぱり人にしか作れない。

あちらこちらに残る足跡を眺めながら、改めて人は自由ないきものだと、そのような印象を受けました。そこが人工的であれ、自然的であれ、場所には場所のドレスコードのようなものが存在しますが、風の通り道のように人々の意志を空間のなかで自然と統合させるということは、それは当然難解な話ではありますが、写真を撮りながら、ぐるぐると深い考察をさせられたように感じました。

どんなプロジェクトにおいても、周辺環境(自然に限らず)との調和というテーマは常に大変重要な事項なりますが、同時に大変難しいテーマでもあります。

人の存在と人のアイデア、そしてその土地々々の環境との調和という構成はこの4枚の写真を上手に整理できたら、少しは理解ができるような気がします。


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